キツツキトカゲ 啄木鳥蜥蜴 : 爬虫綱有鱗目トカゲ亜目
樹上を棲息域とするトカゲ。
トカゲ類としては珍しく四肢の指はそれぞれ四本しか無く、また第一指(親指)が内側を向いており、トカゲと言うよりはむしろ鳥に近い構造になっている。
これは物を掴む事に優れた足の形であり、樹上生活に特化した構造と言える。
また、口吻も同様に鳥類の嘴と同じ形体となっており、樹皮の下に棲む昆虫類の幼虫などを穿り出す事に都合の良い形となっている。
更に口内には錐の様な鋭い歯が生えており、獲物を捕らえれば逃がさず確実に得ることが出来るだろう。
このように樹上での虫食性爬虫類としては素晴らしく適応している本種であるが、一旦陸上に落ちれば、その特異な四肢の構造から歩行することすらままならないのである。
サイズ 10M(530×334mm) |
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