サンショウナギ 山椒鰻 : 両生綱有尾目
パヤパヤ島内の泉に棲息する両生類。
長い胴体と黒い体色から一見すると鰻のように見えるが、魚類ではなく山椒魚の一種なのである。
四肢は水掻き変化し、体長の約半分を占める程長く伸びた尾にもヒレが大きく発達しており、明らかに水中での活動に特化した身体を有している、が、一部の両生類に見られるようなエラは持たず、呼吸は水面に顔を出して行うようである。
その為、米大陸に棲息するサイレンのように両生類にも関わらず陸には上がらず、幼生時は勿論のこと成体になってからも一生水中で生活する珍しい種であると言えよう。
尚、本種も他の両生類同様肉食性であり、最大で2メートル以上に成長する為、大型の肉食魚の存在しないこの島の淡水域の生態系において上位に位置する捕食動物と言えるのである。
サイズ 10M(530×334mm) |
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