阿修羅蟹 アシュラガニ : 軟甲綱カニ目
パヤパヤ島海域深部に棲息する蟹の一種。
3対の腕が鋏状の形体をしており、残りの2対は海中を泳ぐことに適した形状をしている点が極めて珍しい種である。
また、頭部は前面にせり出しており、背部には無数のトゲ状の突起を有している為、外見上、非常に恐ろしい印象を与える。
実際、鋏状の3対の腕は攻撃の為のものであり、残り2対は素早く泳ぐ為に進化したものなので、この蟹は歩行することが苦手である。
これは獲物(他の生物)と出会う機会の少ない深海部での棲息に非常に適合した生物の形態であると言えよう。
つまり本種の奇妙な形は、見つけた獲物は確実に仕留め、獲物にされる立場になった場合には速やかに逃走出来る為に進化したものなのである。
サイズ 6S(409×409mm) |
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