悪魔(Demon):哺乳動物綱真獣下目霊長目
この標本もイタリア北部にある同教会に長年に亘り保管されていたものである。
先の悪魔の標本とはと違い、うつ伏せの体位をとっていることから、背部の様子が観察出来る点が興味深い個体である。
今回の探索では北イタリア、そしてスペイン国境付近で悪魔の死骸を発見することが出来たが、中世には恐らくこの生物がイタリア、スペイン、さらにはフランス南部を含めた南ヨーロッパ一帯に分布していたものと推測される。
何故ならば、パリの建築物に見られる「ガーゴイル像」が、この悪魔とされる生物をモデルにイメージされたように私には思えるからである。
採集年 2004年
サイズ F8 (379×455mm)
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