悪魔(Demon):哺乳動物綱真獣下目霊長目
この標本はイタリア北部のとある小都市の教会に密かに保管されていたものである。
この「悪魔」についての詳しい出自は不明であるが、15世紀に標本化され、教会内のタブーとして長年に亘り門外不出の扱いを受けていたそうである。
これら悪魔とされる小動物の存在は各々の教会で秘密裏に隠匿されており、宗教組織の総本山であるヴァチカンには一切報告されていなかったようである。
しかし、仮に報告を受けていたとしても、当時のヴァチカンはこれらの存在を認める事は無かったであろう事は容易に想像出来る。
それはコペルニクスやガリレオがそうであったように、これらも地動説同様「異端」として処理されてしまったに違いないからである。
採集年 2004年
サイズ P10 (409×530mm)
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