| 小野里 [2004/10/07 15:06:50] |
| | 本日、展示作業中にお邪魔して一般公開より一足早く拝見しました。
2000年の銀座、初めての個展で受けた衝撃を思い出しました。モチーフと技術両面での試行錯誤、そして世界観の構築と深化の末に生まれ落ちた今回の作品群は、この5年間江本氏が展開して来た「幻獣世界」の到達点であると断言します。「竜」「爬虫類」「両生類」「悪獣」などお得意のモチーフが最高度にディテールを造り込まれ、新しく「生物感」溢れるポーズを与えられることでかつて見せたことの無い様相を呈しております。更に前回の個展から加わった「河童」や「海竜」、果ては往年の某特撮番組がパクったと思われる(笑)「怪獣」やなんと「宇宙生物」にまで地平を広げるというおふざけなども一部見せ、作家=江本創の原体験を窺わせたりもするバラエティに富んだ展示内容。どれも妥協の無いクオリティでこちらを圧倒します。
今回の個展は間違いなく今までで最高であり、自身で築いたハードルの高さと世界観の完成度は今後の創作活動に足枷となるのではないかという危惧さえ抱かせるほどの傑作で埋め尽くされています。作品集『幻獣標本博物記』やHPで江本氏の作品に興味を持たれた方々、この機会を決して逃してはなりませぬ。実物は写真の1000倍凄いですから。 |
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