モモンガトカゲ 野衾蜥蜴 : 爬虫綱有鱗目トカゲ亜目
発達した前肢から後肢に架けてモモンガの様な皮膚質の飛膜を持つトカゲ。
ジャングルの樹上を主な棲息域とする虫食性の爬虫類で、トンボなどの飛行する捕食対象を捕らえる場合や、身に危険を感じた際などにその飛膜を広げて木々の間を滑空する。
その特徴ある飛膜は発達した前肢と伸びた第5指に支えられ、滑空時に掛かる負荷に充分耐えうる構造になっている。
これは遙かな太古に栄えた爬虫類の一種である「翼竜」と翼部の長さは著しく異なるもののほぼ同じ構造であり、この事から本種が絶滅した翼竜の生き残りが環境に適応進化したものとも考えられる。
無論、これは乱暴な推論に過ぎないのだが、本種に関しては今後、更なる調査の必要を強く感じるのである。
尚、本種はその飛膜が後肢の膝関節まで達している為、あまり素早く歩行することは出来ず、行動における滑空への依存度は高いものになる。
サイズ 10P(530×409mm) |
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