巨大魚
Gigantic Fish
 
巨大魚
 
巨大魚 巨大魚
 
 巨大魚(Gigantic Fish):硬骨魚綱メダカ目

 この魚は群馬県の利根川水系上流域にて採取した個体である。
 一見すると体長は35センチ程度、別段珍しくもない普通の魚類の様に見えるのだが、実はこの魚の正体は「メダカ」なのである。
 通常、メダカの体長は4センチ程なので、この大メダカは実にその約9倍、まさに規格外サイズの巨大魚と言える。

 この様な巨大生物の発生についての理由の1つとして「倍数体」と言う存在がある。
 「倍数体」とは両親から受け継ぐ染色体数「1N+1N=2N」が、受精卵に対する外的刺激により3Nや4Nとなり通常の個体より巨大化する現象のことで、薬品などの化学物質や水温の変化、加圧などの原因から自然界で稀に起こることが確認されている。
 本件はイレギュラーな自然現象である倍数体による巨大魚の可能性が極めて高く、棲息流域に何らかの発生原因があるものと考えられる。
 
 今回の巨大魚はメダカであったが、これが平均体長7メートルのホオジロザメなどで同様のケースの発生が起こった場合、数十メートルもの巨大ザメとなってしまう事になる。
 仮にその様な事が起これば、それは最早サメを遙かに越えた恐るべき「怪獣」と言える存在になってしまうであろう。

採集年 2004年
サイズ M10 (334×530mm)
 
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